めんぱのぬくもり

こんにちは。
日々の生活の中で木材製品はすぐそこにあり、私の場合、家からも事務所からも木や森は見えるのですが
木材っていったいどのくらい使われているか、考えたりしませんよね。

今日、木のことについて調べていたら、
どこの木材が、何にどれだけ使われているかという記事を見つけました。



世界で１年間に使われる木材を100本の丸太にたとえると、53本が薪（まき）や炭などの燃料用として使われています。
このうち、47本は開発途上地域で生産されているそうです。

残りの47本が建築や家具、紙の材料など産業用に利用されています。
日本で使われているのは、ほとんどが建築や紙の材料などの産業用で、
およそ3本（このうち国産材は、およそ0．5本）なんだそうです。

では、日本で１年間に使われる木材を１００本の丸太にたとえてみましょう。
日本の森林から20本、残りの80本は外国から輸入しており、実に8割が外国のものです。

外材の内訳は、東南アジアから12本、カナダから11本、オーストラリアから10本、
ロシアから9本、米国から8本、ヨーロッパから7本などとなっています。

用途別に見ると、住宅の建築や家具などで53本、紙の原料などに42本使われているんだそうです。


こうしてみると改めて、日本での国産材の使用がまだまだ少ないのだなあとわかりました。
住宅の建築や家具などにもっと使われているのかなと漠然と思っていましたが
実際は、鉄筋コンクリートの家も多いので、半分くらいなんですね。
皆さんはこの数字をどうみますか？


１００本の丸太に例えてしまうと、実際どのくらいの木が使われているのか
ちょっと想像つかないですよね。
実際の数字をみると驚きます。世界での木材生産量は何と１年間で3,535,613㎥！
数字が大きすぎて、逆にわかりづらかったりして。
こんなに木を使っているとなると、森が心配ですよね。


心配している通り、実際に森は減ってしまっています。
これは、主にアフリカと南米の森林が減っているためで、逆にヨーロッパでは新規の植林などにより
森林は増えているそうです。
また、アジアは東南アジアを中心に減少傾向にありますが、アジアの森林面積の3割を占める
中国の植林の増加により、全体としては増加に転じています。
そういえば、少し前に、中国で砂漠に木を植えている夫婦の話がTVで放送されていました。


日本の森はというと、実はほぼ変わらない状態。
国産材の使用が少ないからかなとも思ったのですが、
植林や間伐、自然林の保護活動により、森が守られているからだ、という見方もあります。
使う分と、育てる分のバランスがいいのでしょうね。
逆に言うと、外国の木を使いすぎて、外国の森にダメージを与えてしまっているのでしょうか。


木は使わなければいいというわけではありません。
森を守るためには、木を有効に使いながら、育てていくことが大切で
その木を使うことで環境を破壊していないか、ということも考えていきたいですね。


長くなりました。
ここまで読んで下さった皆さんに感謝をこめて！
今日のジョン写


suzuki